先週の練習はお休みで、セルがありました。
S姉のおいしいビーフシチューをみんなで頂いた後、N師のメッセージ。
N師のメッセージはいつも、わかりやすく心にスッと届きます。
今月もまた、いいメッセージを語ってくださいました。
今月のメッセージはルカ10:38〜42からです。
ここには二人の姉妹が出てきます。名前はマルタとマリア。
その日彼女達の住むベタニア村にイエス様が弟子達と訪れ、
この姉妹の家に来られるということになりました。
そこでマルタは最高のおもてなしをしようと、準備に追われます。
その一生懸命なおもてなしはイエス様が来られてからも、もちろん続き
多忙のあまり手に負えなくなってしまったマルタがクレームを出してしまいます。
「主よ。妹(マリヤ)が私だけに接待をさせているのを、なんともお思いに
なりませんか。私の手伝いをするように妹におっしゃってください。」
マルタをそこまで怒らせたマリヤは一体何をしていたのでしょうか。
マリヤは、イエス様が来られてからずっとイエス様の足下に座って
イエス様の話を聞いていました。
一生懸命動きまわっているマルタからすれば、「そこで座ってないで、ちょっとは
こっちの手伝いをしてよっ!!」と思っていたでしょうね。
では、そんなマルタにイエス様は何と言われたのでしょうか。
「マルタよ、マルタよ、あなたは多くの事に心を配って思い煩っている。
しかし無くてならぬものは多くはない。いや、一つだけである。
マリヤはその良い方を選んだのだ。
そしてそれは、彼女から取り去ってはならないものである。」
ここにある「思い煩う」とは「心のなかで”あれもこれも”と忙しくなり取り乱す事」。
「忙しい」という漢字は「心を亡くす」と書きます。
「多忙」なら「もっと多くの心を亡くす」になりますよね。
色々なものに対して忙しくなり、そして心まで忙しくしてしまう事により
せっかく積み上げてきたものが台無しになってしまっているのではないでしょうか。
その「思い煩う」対象は時間的なもの「過去・現在・未来」にも当てはまりますよね。
「ああしておけばよかった。」と思う過去。
「私は何をしているんだろう」と不安になる現在。
「これからどうなるんだろう」と心配する未来。
この自分に手の届かないものに思い煩ってしまい、それが悪循環へと繋がってしまう。
では、心の中に一つ大きな椅子を置いてみてください。
そこには、「自分で何とかしようとする」あなたが座っていますよね。
しかし、その椅子にイエス様に座ってもらう事によって「自分との調和」を取る事ができるようになるんです。
イエス様はそんな「自分の手でコントロールできない事」から私達を解放し、希望へと導いて下さる為に来てくださいました。
2人のした事は「どちらが良い」と白黒つけられるものではありません。
しかし、何に優先順位を置くかによって結果が変わったのではないでしょうか。
イエス様を「心の優先順位」のトップに置く事によって人生はうまくまわるようになります。
イエス様は私達が何をしていても共にいてくれます。
どんな事があっても、パニックになっても、弱くなっても
それでも、そんな状況に陥っているあなたを受け入れ、支え
解放して下さる、と約束してくれます。
「見よ、わたしは世の終わりまで、いつもあなたと共にいる」
こう、約束してくれるイエス様をあなたの「心の椅子に」座ってもらってみませんか?